

わたしたちの親や祖父母の時代と現代をくらべると、少子化、核家族化や価値観の多様化、女性の社会進出などにともなって、子育てや親と子を取り巻く状況は大きく変化しています。
近年は、不登校や非行といった子どもをめぐる問題が深刻化する一方で、学校に対して理不尽な要求をする「モンスター・ペアレント」が話題になるなど、家庭の教育力の低下が指摘され、親と子の在り方という問題が大きくクローズアップされてきています。
そうしたなかで、「親のすべきことは何だろう」「親は子どもとどうかかわっていけばいいの」ということをまとめなおし、伝えていく必要が出てきたのです。

親になるためにこれだけは学んで欲しいこと、それを伝えるのが親学です。
親学という言葉には、「親としての学び」と「親になるための学び」の二つの意味が含まれています。
たとえば、親として、子どもの発達段階に応じてどうかかわったらよいのかといった大切なことを学びます。
それらは、知識やテクニックといった小手先の内容だけではありません。
親が自分自身を見つめなおし、成長してもらうためのものなのです。

「子育て」というと、親が子どもに対して与えるという一方向のもののように考えられがちです。
ところが親は、子育てをすることで何も得られないわけではありません。まして犠牲となるわけでもありません。
親学では、親のすべきこと(役割)を学んでもらうだけでなく、子どもを持つ喜びや、子どもの成長を喜ぶ気持ちを深め、豊かな親心を育むことが大切だと考えています。
つまり親学は親としての学びであるとともに、親が人間として成長するための学びでもあります。
これから親になる人はもちろん、現在子育て中の人が親学を学ぶことにより、親としても人間としても成長し、自分に自信を持てるようになってほしいのです。

親学の講座の導入として、保育園、幼稚園、学校、PTA、あるいは企業、団体、自治体等のご要望に応じ、親学講演会を開催します。
例)講義と質疑応答(90分)
資格 |
親学の必要性 |
親学の基本的な考え方 |
親としての学びの内容 |
*講師の派遣についての詳細は、事務局までお問い合わせください。

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対象 |
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派遣 |
参加者5人程度につき1名の親学アドバイザーを派遣します。 |
費用 |
ご相談に応じます。 |
例)講義と質疑応答(90分)
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*講師の派遣についての詳細は、事務局までお問い合わせください。

親学について広い視野からの学びを深めるため、親学アドバイザーの要望や子育ての今日的課題から重要なテーマを選定して随時開催します。
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